リサイクル生活

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ケナフの利用

みなさんは、ケナフという植物をご存知ですか。ケナフは、アオイ科の一年草の植物です。世界中で環境問題が取りざたされ、リサイクルをはじめとする様々なエコ活動が行われている中、ケナフが注目されています。比較的簡単に育てられるケナフは、環境にとても優しい植物なのです。ここでは、古紙のリサイクルという面から、ケナフを取り上げます。

ケナフとは?

ケナフとは、アオイ科フヨウ属(ハイビスカス属)の植物で、別名「ホワイトハイビスカス」とも呼ばれています。

特徴

ケナフ

西アフリカ原産のケナフは、生長がとても速い植物で、古くから繊維が被服材料に使われたり、種から油を採ったりしていました。 また、皮や芯など、すべての部分を紙の材料として利用する木材の代わりに使えることが、ケナフの大きな特徴の1つと言えます。こういったケナフのようなものは「非木材資源」と言われています。今後、枯渇しない資源として、ケナフの利用に期待が寄せられています。製紙の原料として使うことができれば、森林伐採をせずに、原料を生産できるというメリットがあります。

育て方

ケナフは、わりと簡単に育てることができます。自宅の庭やベランダで、ケナフを育ててみましょう。育て方のポイントを紹介します。

種まき

20℃以上の気温で発芽します。ケナフの種まきは、四国地方では5~6月が良いでしょう。まず、種まきの前日、少しの水にケナフの種を浸して、種選びをします。それで底に沈んだ種を選びましょう。庭やプランター、鉢にまきます。土に深さ2cmの穴を開け、そこに3~4粒をまいてください。また、庭の場合は20~30cm間隔でまきましょう。

生長

種まき後、3~5日で芽が出てきます。1ヶ月ほど経つと20cmくらいになります。2ヶ月目からは、さらにスクスクと伸びていきます。個々の生育状態にもよりますが、一般的に半年で庭に植えた場合は3~5m、プランターや庭に植えた場合は1~1.5mほどに生長します。

管理

水やりは、種まき後に一度たっぷりあげてください。その後は、土が乾いたらあげるようにしましょう。肥料は特に必要ありませんが、地植えで土地が荒れている場合、土に少しだけ窒素系の肥料を混ぜると良いでしょう。また、背丈が伸びてくるので、根元に土寄せしましょう。

開花

ケナフは、10月くらいから霜が降りるまでの間、淡い黄色の花を毎日次々と咲かせます。この花が「ホワイトハイビスカス」と呼ばれています。肥料を与えすぎると花がつかない場合があるので、注意しましょう。

環境に優しい理由

自然の景色

環境に優しい植物として、注目を集めているケナフですが、環境に優しいとされる理由は何なのでしょうか。 「ケナフとは?」の項目でも触れているように、枯渇しない資源であることに加え、もともとは熱帯雨林の植物なので、二酸化炭素を大量に吸収する特性があります。その量は木材の吸収量の3~5倍以上とされています。そのため、空気中の二酸化炭素の濃度を低下させる働きがあるのです。地球温暖化の主な原因と言われる二酸化炭素の増加防止に一役買う存在と言えるでしょう。 さらに、水中の窒素やリンを吸収する働きもあるため、水質改善にも役立ちます。

利用方法

では、実際にケナフが何に利用されているかを見ていきましょう。

紙を作る

ケナフを使って、紙を手作りしてみましょう。趣味で紙作りをする場合、刈り取り後にすぐ皮をむいたものを使うと良いでしょう。おおまかな作り方を紹介します。

1. ケナフの茎をやわらかくなるまで、水に浸します。
2. 表面の皮を細かく切って鍋に入れ、そこに炭酸を加えて、4~5時間煮込みます。
3. 煮込んだ物をミキサーにかけて、さらに細かくし、一度水洗いします。
4. さらに5分ほどミキサーにかけ、ドロドロ状態になったら、ザルでこします。
5. 紙すき用の枠にすくいます。枠から静かに外し、タオルで当て布をしてアイロンをかければ完成です。

工作材料として使う

ケナフの芯はやわらかいため、簡単に切ることができ、工作材料に適しています。芯だけではなく、皮も細かく裂けば飾り紐になります。アイディア次第で、色々な工作を楽しんでみましょう。自然素材を使うこと……これも、リサイクルになります。

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